住信SBIネット銀行のポイント制度とスターフライヤーカード

住信SBIネット銀行のスマートプログラムが改定される。今までのポイント付与はランク4の月50ptしかなかったが、1万円以上の給与振込で30ptや、口座振替で5ptなどポイントが付与される条件が増えた。口座振替は1件以上で5ptであり、1件につき5ptではない。

このポイントは翌々年の3月末まで有効で、500pt以上100pt単位で1pt=1円として現金化できる。ランク4にならなくても、給与振込と口座振替があれば、15ヶ月後には500ptを超えて現金500円をGETできる。

いままであんまり関心がなかったが、ランク4で付与される50ptと、新しく付与される条件のうち比較的達成可能な給与振込と口座振替で得られる35ptを足し合わせると、年間で1020ptを取得でき、ちょっと調べてみようかという気になった。

ランク4の条件

ランク判定条件を見てみる。

最もオーソドックスなランク4の条件は、以下のいずれかを満たすことである:

これはどちらも達成したくない。外貨預金も仕組預金も投資本で買ってはいけない商品としてよく出てくるものだ。どちらも手数料や逸失利益が大きくなりがちで、わずかなポイントが付与されたところで全然嬉しくない。住宅ローンについても、持ち家に対しての信仰心のある人の帰依アイテムであって、近づきたくない。

簡易なランク4の条件

ランク3の者がランクアップ条件を達成すればランク4になれるという別口がある。ランク3になるには、以下のいずれかを満たせばよい:

このうち比較的容易に達成できる条件は

だろう。仕組預金は10万円以上預けないといけなかったりするが、外貨預金は南アランドであれば手数料込みで10円以下でできる。これならリスクも最小限で済む。SBIハイブリッドの残高は、SBI証券で取引をしていればすでに存在するだろうし、給与振込は社内で申請を1回すれば良い。

ランクアップ条件はSBIカードを契約していることだ。レギュラーカードは年会費が初年度無料だが、年間10万円以上の利用がないと2年目以降は972円かかる。年間1000ptを得るか得ないかの話をしているのに年会費が972円かかっては意味がない。

ここに例外があって、スターフライヤーカードは年会費が永年無料なのにランクアップ条件が満たされる。スターフライヤーの STAR LINK 会員である必要はあるが、こちらは特に費用はかからない。

SBIカードは引き落とし可能な銀行がかなり制限されているが、口座振替ポイントを得るためにどうせ住信SBIを指定するので、これについては問題ない。

こういう構成にした

ということで、以下のような利用をすることにした

これで、条件達成のためのコストを最小にして年間1020ptを得られる算段だ。


ということを考えていたら1ヶ月後に2018年1月31日でスターフライヤー-SBI-Mが廃止になるお知らせが来た。歪みは長期的には是正される宿命にあるのだった。

ポイントが付与されるのも最長6ヶ月ということで、とりあえず半年で510ptは付与されるだろう。それ以降は給与振込で得られる30ptだけになるので、そのうち面倒になったら完全に元に戻すかもしれない。