イラロジのセンスが無いだけなのかもしれんけど、これ解くのに3ヶ月かかりました。(DL-PDF 30KB)
ということでやってみる。
まず、セオリーに従って数字の大きいところに注目、あとはそこからどんどん論理的に考えて塗ったり×印をつけたりすればいい (図1; 茶色は塗るところ、灰色は×印を打つところ)。
図1まで塗り終わったあと手が止まった。これ以上どこを塗れるだろうか。
手詰まりなので、たとえば、[4 3]の列(左から4番目の列)に注目してみる。この列は、[1 1 1 1 1 2]の行(上から7番目の行)に×があって上下2つにわかれている。上部は6マスあり、ここに[4]が来る可能性がある。一方下部は8マスあり、[4]と[3]が両方塗られる可能性がある。なので、現時点ではどちらが塗られるべきマスか確定しないのだが、とりあえず仮定して塗ってみる (図2、図3)。
このあと塗りすすめていくと、図3の場合、そのうち破綻してしまう (図4)。
たとえば、[2 2 1 2]の行(上から1番目の行)は、×が打たれていないマスが[2 1 2 2]となっていて明らかにうまく塗れない。[2 2 2]の列(左から1番目の列)も、空いた4マスに残った[2 2]を塗るのは不可能だ。
ということで、図2の状態に戻して再び考え始める。とはいっても、[3 2 1]の行(上から4番目の行)と[2 2 2]の列(左から1番目の列)の交点に×をつけられるくらいだ (図5)。
ただ、ここで×がつけられたのが大きい。いま[2 2 2]の列は3つの×で4つに分割されている。連続したマスは最大でも4であり、分割された空間に[2 2]が入ることはない。つまり、分割された4つの連続したマスのうちどれか3つにそれぞれ[2]が塗られることになる。そこで、分割された一番下に注目する。ここは2マスしか空いていないから、ほかの空間が塗られることを仮定するより多くのマスを塗ることができる (図6)。
はたしてこれが大正解で、ここまでくると正解まで一気に塗り進めることができる (図7)
ということで、解いていく中で仮塗りを2回しないといけなかった。
個人的には、仮塗りをせずに解けるほうがイラストロジックとして完成度が高いと思う。消しゴムなしで解きたい。