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内税価格と外税で付与されるポイント

税抜100円につき1ptが付与されるショッピングモールがある。あるテナントは店頭価格を税抜で表示するが税込みの計算を小計でなく商品個別に行う。

このテナントで税抜130円と70円のものを買ったところ、税込額が個別計算でそれぞれ140円と75円となり、請求額は215円となった。税込215円ということは税抜価格は200円を下回ることになるが、ポイントは2ptが付与されていた。

ポイント付与システムがPOSと一体になってるなら内部でうまく処理してるのかと思うが、これは別端末に税込金額を打ち込んでカードを通すタイプだ。もし税込価格が199円だったら税込は214.92円となって215円には満たないので、税抜100円につき1ptというのは消費者向けのわかりやすい案内であって、内部では税抜99円超につき1ptという処理になっているのだろう。

図らずしも境界値テストを行ったことになるが、そもそも請求は税込みなのにポイントは税抜で計算するというのがわかりにくい。このモールのポイントは500ptごとに500円分の商品券に交換できるが、税込み100円1ptに変更の上、540ptごとに500円分の商品券に交換できる方がわかりやすいだろう。

ただし、消費税率が上がったときに、それまで溜めたポイントの価値が過去に遡って低下してしまうという欠点もある。普通の人はポイントなんて気づいたら溜まってたくらいの態度で臨んでいると思うので、まあ別に税抜99円超につき1ptでも全然問題ない。