「スーパー前売りきっぷ」じゃなくて「北海道フリーパス グリーン車用」を使うことにした。長い時間が取れるのは今だけ。「北海道フリーパス」は指定席用とグリーン車用があって、グリーン車用は11110円高い。でも、B寝台にも乗れるわけだし、それが11110円の追加でできるならすばらしい。あとJR北海道のグリーン車には乗客が自由に使えるコンセントが備わっていて、これなら前回の10日旅行で犯した失敗を再びせずに済む。あとJR北海道のグリーン車はドリンクサービスとか客室乗務員のサービスとかが飛行機並なのらしい。素敵。
今回のプランニングには、北海道全線全駅 観光案内とT&Pが非常に参考になった。有益なリソースの提供に感謝。これらの情報に恩恵を受けた人がやるべきことは、これらの情報のおかげで完成した計画に沿って実際に旅をし、そのレポートを公開することだよね。で、いつか私が公開したリソースが誰かの役に立って……というとてもファンタジーなループ。
今持っている時刻表が8月号で、3月にダイヤがどうなっているか不明なので決定じゃない (とくに摩周駅から摩周湖に行くバスは夏秋と春冬で運行本数が3倍違う) のだけれども、なんかこんな感じというのを上げておく。
1日目は浜松から東京までMLながら。そのあと房総各線を乗る。これは前回の10日旅行のときに新潟で寝過ごしたせいでできなかったことのリベンジ。そのあと高円寺の小杉湯(今度はちゃんと地図を忘れずに印刷)に入って、新宿発のMLえちごに乗る。
2日目は新潟から函館まで。ただし、ずっと普通電車に乗っていると函館まで行けないので、東能代から弘前まで特急かもしかに乗る。ニヤマ温泉あじさいの湯に入り、函館で3時間待つ。
3日目からは「北海道フリーパス」。函館から札幌まで急行はまなす。このきっぷは本州から来る列車の寝台には乗れないからここだけ指定席。狙うはカーペットカー。札幌に着いたら地下鉄→市電で中島公園通へ。ここから(中島)公園通発幸福行きの小さなトリップの始まり。札幌に戻って特急スーパー北斗2号に乗る。苫小牧から日高本線、様似からJRバス。「北海道フリーパス」はJRバスにも乗れる。襟裳岬を堪能して広尾行きのバスに乗り、広尾で帯広行きのバスに乗り換え。帯広行きのバスは旧広尾線の転換だがJRバスでなく十勝バスが運行しているので運賃が必要。広尾から十勝平野を北へ。1時間半で幸福に到着。以上、公園通り発幸福行きでした。また帯広行きのバスに乗って帯広で名物の豚丼を頂く。吉野家や松屋やすき家などに「ガッデム」とお祈りをしてから食べましょう。帯広から特急スーパーおおぞら12号で札幌に戻り、さらに利尻に乗って稚内を目指す。はじめてのおB寝台。どんなかな。
4日目はノシャップ岬に行ったり宗谷岬に行ったり、岩崎先生の壁紙でおなじみのサロベツ原生花園に行ったり豊富温泉 (油のにおいがして油分が湯に浮いているらしい) に行ったりトナカイ牧場に行ったりして幌延から特急スーパー宗谷4号で札幌に戻る。そして特急オホーツク9号で網走へ。
5日目は北浜から浜小清水まで歩いたり摩周湖に行ったり川湯温泉 (ph 1.8のイカす酸性泉があるのらしい) に入ったりして網走に戻り、「ホワイトハウス」というやたら大盛のご飯が出てくる店に行って特急オホーツク10号で札幌に戻る。JRの冬春ダイヤがどうなるか分からないが、去年のままだとすると計画の大幅変更が待っている危険な日。
6日目は特急スーパーホワイトアロー1号に乗って深川からJRバス深名線。せっかくJRバスに乗れるのだから、鉄道が廃線になるような北海道の地方を見ておきたい。名寄からは宗谷本線の普通列車で音威子府へ。名物の駅そばを食べる。帰りは特急サロベツ。グリーン車が連結されていない憎い奴。札幌に戻ったら札幌観光。あと桑園駅そばの「北のたまゆら」で入浴。札幌から特急まりもで釧路へ。
7日目は釧路から快速はなさきで根室へ。さらに納沙布岬へ。ついでに歯舞諸島の貝殻島まで遠泳――なんてやったら死ぬな。釧路に戻って釧路湿原の細岡展望台へ。2時間弱ぼうっとする。そのあと味幸園という焼肉屋みたいな温泉に入って釧路に戻る。特急まりもで札幌へ。
8日目は特急スーパー北斗2号と特急白鳥18号を乗り継いで木古内から江差線。戻ってきたら木古内から特急スーパー白鳥7号、特急北斗15号と乗り継いで大沼公園へ。さらに流山温泉まで歩く。無謀かな? 流山温泉に入って普通電車で函館へ。函館から特急スーパー北斗21号で南千歳へ。
9日目で「北海道フリーパス」の最終日だけれども、南千歳から急行はまなすに乗って青森を目指して北海道にお別れ。もったいない使い方に見えるけれども、日付の変わる伊達紋別から青森まで乗車券と急行券をあわせて7030円するので、「北海道フリーパス グリーン車用」の1日当たり料金4980円より安い。で、なんで青森に行くのを急いだのは不老ふ死温泉を目指すため。ただし、快速リゾートしらかみが8月号のダイヤで運転されていなければ計画の練り直しになる。でまた日本海縦貫線を南下。今度は新潟駅で強制ユーターンを食らわないようにして新潟からMLえちご。
10日目は新宿から中央線へ。野辺山とかに行って飯田線で帰るか、前回雨で聖地巡礼ができなかったので海ノ口まで足を伸ばすかもしれない。
青春18きっぷが1日分あまるが、これは実家に帰るときに使おうと思う。