いつもどおり大混雑の118F。先日はドアと車掌室の間にある、後ろから押されることのない空間を確保できたのでよかったが、今日は四方を人に囲まれるポジションでかなり不安定だ。いつもどおり大府からまた大量の人が乗り込んできて、周りの人との距離が急に近くなる。
そろそろ扉が閉まるタイミングだ。しかし、扉は閉まらずに、駅からアナウンスが聞こえてきた。「安城-三河安城間で線路に人が倒れているという情報が入っています」。人身事故か。いや、でもホームから電車に向かって飛び込んだというニュアンスではない。どこからかふらふら線路にやってきて、そのまま線路に倒れこんだように思える。で、こともあろうに彼は上り線に倒れこんだのだ。アナウンスが続けて聞こえてきた。「上りのみ運転を見合わせています」
実際下りは動いている。こちらが1番線に延々停まっている間に、4番線を次々と下り電車が通っていく。特別快速が通過して、区間快速が発車して、普通電車が発車して、次の新快速が発車して……。普通の人身事故なら上りも下りも運転休止になるだろう。上りだけ抑止を食らうのはかなり理不尽だ。
15分くらい経ってから続報が来た。「警察の現場検証が始まったという情報が入っております。しばらくお待ちください」。その2分後くらいに「警察の到着を待っているという連絡が入っています。相当時分遅れる見込みです」。始まってなかったのかよ!! なんという情報の錯綜。続いて、名鉄で振り替え輸送を行うとのアナウンスが。岡崎・豊橋方面へ行く人は金山まで戻って名鉄に乗ってちょとのことだったので、8時26分発の区間快速で金山へ行くことにした。
共和到着。1番線に新快速が停まっている。共和は通過駅なので扉が閉まったまま。前の普通電車に乗っていた人は折り返し下り電車で金山に行けるのに、次の新快速に乗っていた人は共和で足止め。これはかわいそう。
- 74 名無しさん@平常通り sage 2007/05/30(水) 08:33:15 ID:1B3JSGwDO
共和?で停車中の快速ですが 相当時間がかかるとのアナウンスありました 自腹でタクシー使うからおろしてほしい…
8時40分くらいに金山に到着。エスカレータを上ると、振り替えきっぷ入手待ちの列が壁で折り返すほど延びていた。熱田を通過するときに豊橋行きの特急とすれ違ったので、たとえ10分待ちでも次の特急に乗れるだろうと踏んだ。しかし列はなかなか進まなかった。さらに、この列の正体は振り替えきっぷ待ちではなく、振り替え輸送区間を係員に質問するためのものだった。日本人は暗黙に列に並ぶんだなぁと実感した。ていうか改札内できっぷ配ってくださいよ。前に豊橋であったときはラッチ内で配ってたぞ。アミューズメントパークで2時間列に並んだらそれは実はトイレ待ちだったという笑い話を地で行く感じだ。なんとか8時55分に振り替え切符と遅延証明書を入手したが、よく考えたら下車駅でもない金山で60分遅れの遅延証明書をもらっても、あんまり意味がない。
次の豊橋行き特急は9時9分。豊橋まで55分かかっても、豊橋でうまいこと10時8分発の浜松行きに乗り継げる。これは豊橋発だから人身事故の影響を受けていないだろう。43分に浜松に着くから、2コマに途中から参加できる。
ここでふとカバンの中の時刻表を見ると、名古屋発9時13分で浜松発9時44分のひかりがあることに気づいた。時刻はすでに9時2分。これに乗れば人身事故による遅延を見事にカプセル化して、そしらぬ顔で講義に参加できる。特急券とかで3000円弱必要だけどたまには面白い。などと血迷って、また階段を上り、名鉄金山駅の下りホームに行ってみたらちょうど名鉄岐阜行き特急が来てたので乗ってみた。
これが最悪の決断だった。新幹線に乗るつもりなら最初からJRを名古屋まで乗ってれば良かったし、金山で降りたのならおとなしく名鉄特急で豊橋に行くべきだった。名鉄名古屋駅の改札は振り替え券の人が有人改札に押しかけていてなかなか通過できない。やっと広小路口からJR名古屋駅の券売機前に着いたときにはもう9時11分だった。新幹線の券売機はやたら画面をタッチする必要があるし、特急券が名古屋→浜松で乗車券が名古屋→三河安城と変則的な購入をしないといけない。2分じゃ無理だ。
あきらめて在来線ホームに向かった。ちょうど運転が再開する直前だった。ホームにはメ~テレのクルーがいた。運転再開を受けて撤収準備な雰囲気だった。8時30分発の笠寺行きを見送って、次の8時35分発新快速豊橋行きに乗った。9時20分に発車。45分遅れだ。8時35分の新快速は乗るはずだった新快速の2本次のやつで、これに乗っている時点で絶対的に40分遅れている。合計85分遅れだ。
前に普通電車が走っているせいか、速度をそれほど出さない。安城から岡崎までいつもより3分余計にかかった。岡崎から蒲郡までは2分余計にかかった。蒲郡で浜松行きの普通電車を抜かし、やっと高速運転が始まったが、豊橋駅到着直前で信号待ち。結局19分かかった。通常は10分か11分で走り抜ける区間なのに。信号待ちの間に飯田線の豊橋行きがのそのそ通過していったのがいい感じに豊橋駅の配線のマズさを表しているように思えた。
10時30分に豊橋駅6番線に到着。本来は10時31分に名古屋方面からの直通新快速浜松行きが6番線から発車するが、当然現れない。しばらくしてから5番線の発車案内に「臨時」の表示が出現、さっき蒲郡で抜かした浜松行きが入線してきた。これ幸いと乗車したが、しばらく経ってから「5番線の電車は車庫に入ります。豊橋から運休します」という非情なアナウンスが。前に座っていたおじいさんが「だらしない」と怒った。ホームに出てみると、さっきまで発車案内にあった「臨時」が消えていた。
結局、10時46分発の掛川行きに乗った。2コマがほとんど終わりかけた時間に着いた。社長にノート見せてもらった。ぐんにょり。
30日午前7時58分ごろ、愛知県安城市三河安城町のJR東海道線上り線で、男性が倒れているのをJR東海保線区員が発見、110番通報した。
安城署の調べによると、男性は50~60歳ぐらい。胴体や手足が散乱し、服装もずたずたに裂かれており、列車にはねられたらしい。同署で男性の身元などを調べている。
同線は午前7時58分から同8時54分まで上り線の運転を見合わせ、上下14本が運休、乗客約1万4100人に影響が出た。現場は三河安城駅の東約200メートル。線路が土盛りされ、周囲にさくがあった。
「線路に人が倒れている」ってレベルじゃなかった模様。つか、下り電車はすぐ隣で胴体や手足が散乱し
ているような状態で運転してたわけ? ガクブル