三井住友カードが発行するクレジットカードは、マイ・ペイすリボの適用が年会費無料条件だったり、ボーナスポイントの付与条件だったりすることが多い。そうは言ってもリボ払いといえば悪の代名詞みたいなところがあって近寄りがたい。どうやれば金利を最小限にしつつボーナスポイントを取得できるのか、規約を見ながら考えてみる。(以下は15日締め10日払いの例)
ルール
- 支払額が確定して最初の支払日が過ぎると金利が発生する
- 支払日から締日までの日割り金利を次回の支払日に、締日から支払日までの日割り金利をその次の支払日にまとめて払う
- 繰り上げ返済は金利が発生している残高に優先的に適用される
最初の月
具体的な日付で考える。
- 3月16日〜4月15日の利用が4月26日に確定する。この残高は5月10日まで金利がつかない
- 5月11日〜5月15日の5日間の金利を6月10日に支払う
年利15%の5日分の金利が1円以上であればボーナスポイントが付く。1 <= x * 0.15 / 365 * 5 < 2 を解くと 486.66… < x < 973.33… 円で、金利の付与単位は100円なので残高が500円〜999円であればよい。この残高調整は支払額が確定したら行う。
それ以降の月
- 4月16日〜5月15日の利用が5月26日に確定する。この残高は6月10日まで金利がつかない
- 5月16日〜6月15日の30日間の金利を7月10日に支払う
年利15%の30日分の金利が1円以上であればボーナスポイントが付く。 1 <= x * 0.15 / 365 * 30 < 2 を解くと 81.11… < x < 162.22… 円で、金利の付与単位は100円なので、残高が100円〜199円であればよい。この残高調整は支払日以降に行わなければならない。そうしないと、前の月から引き継がれている金利の付いている残高から先に清算されて、翌月の付与金利が1円を下回ってしまう。かといって支払日を過ぎて残高調整が遅れると金利は2円以上になってしまうだろう。
この方法はタイミングがシビアなので、222円を残す方法のほうがやりやすいかもしれない。